1. 【外国人の静岡観光レポート】富士山の湧水が流れる、せせらぎの街・三島。源兵衛川~三島梅花藻の里を散策
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【外国人の静岡観光レポート】富士山の湧水が流れる、せせらぎの街・三島。源兵衛川~三島梅花藻の里を散策

静岡県東部に位置する三島市。街の中を「源兵衛川」という、とても水のきれいな川が流れています。賑やかなJR三島駅南口をスタートして、源兵衛川の遊歩道へ。自然豊かな川に沿って散策を楽しんできました。

私が取材しました!

宗  亜茹(ソウ アジョ)さん

中国河南省出身。静岡大学で教育学を学んでいる。静岡は3年目。三保が好きで月に一度は自転車で出かけている。


JR三島駅南口から源兵衛川に。街中にも感動がいっぱい

三島駅に着いた! 駅から出る時、違った改札から出ようとして、駅員に止められてしまいました。「外人さん? where do you want to go?」と話しかけられたので、「tourist guidance」と答えたら、すぐ案内してくれて。英語が堪能でびっくりしました。きっと、外国からの観光客も多いのでしょうね。駅前にも水が流れていて、木陰に入ると爽やかな風も吹いてきて、とても気持ち良かったですよ。


目的の源兵衛川までは、商店街を5分ほど歩きました。歩道沿いには花壇とフラワーポットが並んでいて、お花がきれい。商店街独特の風景と合わさって、まさに私たちがイメージしている日本ならではという感じです。大きなビルや都会のようなお店はないけれど、何よりも歩いていて心地良かったです。


源兵衛川に到着。川の中にある遊歩道を歩きます

商店街から脇道に入って、源兵衛川の遊歩道に。源兵衛川の水源は富士山の湧水と聞いていたので、広くてまっすぐな川だと思っていたら、全然違いました。私が今までに見たなかでは、一番細長い川です。天気もよく、水面に日差しがいっぱい映っていました。

川の中も歩けると聞いて、私も遊歩道の石から飛び込んでみたい気持ちでいっぱいになりました。景色もきれいなので、写真もたくさん撮りましたよ。反対側から歩いてくる人、道を譲ってくれる人とすれ違う時に、お互いに会釈するのはとても日本的な感じがします。

友達と一緒にカップルポイントと呼ばれる川辺の石椅子に座って写真を撮ろうとした時、石の脇をあわてて逃げていくサワガニを発見しました。自然が豊かな証拠です。


近くには、昔の井戸のポンプも。思い切って押してみたら、あふれて飛んできた水にちょっとだけ濡れてしまいました。水は冷たくて気持ちよかったですよ。


三島名物、うなぎの蒲焼き&伊豆箱根鉄道を発見

源兵衛川が大きな通りを横切るポイントまできたら、甘くて香ばしい、良いにおいが。しばらくうっとりしていたら、「うなぎの蒲焼きのにおいだよ」と教えてもらいました。美味しそうな香り、そして川辺の住宅の電話ベルも鳴って、人の暮らしのそばに、こんなに美しい自然の風景があることに感動しました。

うなぎやさんは「桜家」といって、三島でも有名なお店だそうです。源兵衛川沿いにベンチがたくさん置かれていて、お店が満席の時は、お客はここで順番を待つのだそうです。

「桜家」の近くには、源兵衛川を渡る小さな鉄橋があります。三島から修善寺まで行く「伊豆箱根鉄道」の線路です。ちょうど通過する電車も撮れました!


鉄橋をくぐって、川沿いをまた歩き出します。もう少ししたら、川の中の小さな白い花を見ることができるそうです。川底から生えている藻に、梅のような花が咲くことから、「三島梅花藻(ミシマバイカモ)」というそうです。


たくさんの三島梅花藻に感動。増殖地も見学

近くに繁殖地があるとのことで、少し川から外れて、「雷井戸」というところにやってきました。ここでは、一年中たくさんの三島梅花藻の花を見ることができるそうです。

やっとたくさんの三島梅花藻を見ることができました。白くて小さい花はすごく繊細で、日差しの下で見ると、ピュアで、非常にロマンチックな山水画のように感じました。

三島梅花藻は、水温が安定しているきれいな水の中でしか育たないそうです。「雷井戸」からしばらく歩いた源兵衛川の中にたくさんの三島梅花藻を見つけました。川の水を触ってみたら、ひんやりと気持ちいい! この三島梅花藻を育てている「三島梅花藻の里」があると聞いて、この後、見に行くことにしました。


「三島梅花藻の里」は、佐野美術館の向かい側にあります。佐野美術館の湧水を利用して、きれいな湧水がたっぷりある池で育てられていました。

安定した水温を維持するために湧水は大事です。育てている場所は水田のような感じで、シャワーで三島梅花藻の上からも水をかけていました。冷たい水に触れているところは、緑が濃く三島梅花藻も元気に見えました。これからは、環境を大事にしなきゃと心の中で決めました。


感想

三島に来て、地元の人の話を聞きながら源兵衛川を歩いてみたら、なぜ日本の町はきれいなのか、何となく理由がわかりました。やっぱり一人ひとりが意識をすることが大事だということです。初夏にホタルがたくさん舞う水辺は、地元の人がちゃんと手入れしています。
遊歩道を歩いていると、川辺の景色はどんどん入れ替わるので、これ程散歩にいい所はないと思います。川のところどころで水が湧いているのを見つけるのも楽しかったですよ。特に印象的なのは、三島梅花藻とその増殖地です。命、人間と自然の不思議に敬意を払う、素晴らしい機会です。町並みを見ながら、ゆっくり三島梅花藻を楽しんでください。

Information
●スポット名/源兵衛川
       げんべえがわ
●住所/三島市芝本町
●営業時間/散策自由
●電話/055‐971‐5000(三島市観光協会)
Information
●スポット名/三島梅花藻の里
       みしまばいかものさと
●住所/三島市南本町
●営業時間/散策自由
●電話/055-983-0136(グラウンドワーク三島)